1月に新しいスタッフが入職しました。ブログでのご紹介が少し遅くなってしまいましたが、2カ月働いてみて今感じていることや、入職の決め手になったことを聞いてみました。

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―これまでのキャリアを教えてください。

大学卒業後、システムエンジニアとして働いていました。システムエンジニアにも色々な種類があり、私は顧客の課題をヒアリングし、その課題を解決するには、どんなシステムを導入したらいいかを提案するような仕事をしていました。

その後、人材紹介会社で個人向けの転職アドバイザーを経験しました。ここでさまざまな職業を見てきて医療業界に興味を持ち、病院グループに転職しました。3カ所の病院で、総務や地域連携を担当し、2018年1月にやまと診療所武蔵小杉に入職しました。

―やまと診療所武蔵小杉に入職を決めた理由は?

私自身に変革して良くしていきたい気持ちが強いので、新しい取り組みや挑戦をしている組織に行きたいと考えていました。そのような視点で診療所や病院を探していたところ、当法人を見つけました。

田上理事長からやまとを立ち上げた経緯や、今挑戦していることを聞いて、一緒に挑戦して力になりたいと思ったんです。興味を持ったのは、都市と地方を循環する働き方を提唱していることと、事務的な仕事をするスタッフもプロ意識を持ち働いていること。

私はかつて、転勤で福岡市に4年程いたことがありましたが、日本で4番目の経済規模を誇る福岡市でさえも、東京との格差を感じ、もっと小さな都市はどうなってしまうのだろうかと感じたことがありました。東京に何でも集中するのではなく、もっと地方に分散させたほうが良いのではないか―そう考えていました。田上理事長は、循環型の働き方を広めるために、宮城県と神奈川県に診療所を開いて、両方を行き来しながら働いています。このような働き方こそ、都市と地方の格差解消の1つの糸口になるのではないかと感じたのです。

また、医師をトップにコメディカル、事務職というピラミッド型の体制になっている医療機関は多いと思います。しかし田上理事長は、事務的な仕事をするスタッフもプロ意識を持って仕事に取り組んでほしい、そこに上も下もない、という考えを持っていました。

実際に診療同行してみると、事務的な仕事をする「診療アシスタント」という役職が確立していて、プロ意識をしっかり持って自らの仕事に取り組んでいました。このような環境で、働きたいと思ったのです。

―入職して2カ月が経ちましたがどうですか?

入職前に期待していて実際その通りだったのは、医師を頂点としたヒエラルキーがなく、一人ひとりがプロ意識を持って仕事に取り組んでいることです。医師も看護師も診療アシスタントも、それぞれが自分の考えを持って、意見を言い合っていて、医師の意見が絶対という雰囲気がありません。このような環境に飛び込めたことは良かったと思っています。

一方、課題に思うこととしては、開設から5年間はとにかく走ってきたのだと思いますが、それぞれの仕事の流れや、アクシデントが起こったときの対応などに統一されていない部分があります。そのあたりを、今までの経験を活かして整えていきたいと思っています。そうすれば、組織としてよりよくなると感じています。

―今後の目標としては、まずは組織としての体制を整えることでしょうか。

そうですね。あとは、地域連携を具体的な取り組みにまで落とし込めていない部分があると思うので、そこにも力を入れていきたいと思っています。地域の医療機関や介護事業所など関係する事業者さんと、しっかり顔の見える関係性をもっとつくっていきたいですね。OMC勉強会を定期的に開催しているので、これと関連付けながら、もう一段階濃く深い関係性ができるような方法を模索していきたいと思います。

さらに将来的には、地域住民の方への啓蒙活動にも取り組んでいきたいですね。まだまだ在宅医療の認知度が低いと思うので、知ってもらい、もっと活用してもらえればと思っています。