前回、「やまと診療所の看護師インタビュー!~前編~」では、これまでにどのようなキャリアを歩み、やまと診療所に入職したのかを伺いました。今回の後編では、やまと診療所での働き方、そして看護師の役割について伺ってみました。

スタッフ同士で業務を補い合う環境

―やまと診療所ではどのような働き方をしていますか?

月曜日から金曜日まで、9時から18時までの勤務です。朝は30分程度のミーティングから始まります。法人としていくつかの診療所を持っているので、インターネット電話でそれぞれの診療所をつなぎ、定期的に全体ミーティングも行っています。

そして、大体10時頃から訪問診療に出発します。診療アシスタントというスタッフがいるので、その方が当日のルートを考えたり、車の運転をしたりしてくれます。現在は、1日で10件前後のお宅を訪問しています。患者さんのお宅では主に、バイタルチェックや電子カルテの入力、処置などをします。

当院には複数名の看護師がいるので、訪問診療に同行しない日もあります。そのような日は診療所で、事務作業や問い合わせ対応などをしています。

当院には、医師や看護師のほかに、診療アシスタント、事務スタッフが勤務しています。役職ごとにそれぞれの業務がありますが、お互いの業務を手伝ったり手伝ってもらったりする環境がありますね。例えば、翌日の往診バッグの準備は診療アシスタントの業務になっていますが、自分の手が空いていれば私がやることもあります。スタッフ同士がお互いに補い合いながら日々の仕事をしているので、例えば小さなお子さんがいる方でも、子育てを優先しながら働ける環境が整っているように思います。

看護師の役割に幅が出る

―やまと診療所で看護師の役割はどのようなところにあると思いますか?

やまと診療所は、開設から数年。そのため、組織としての体制が整っていない部分があるのは事実です。しかし、小さい組織でまだ至らない点があるからこそ、自分たちで意欲を持って何かをやろうと思ったら、実現可能な場所です。そう考えると、看護師の役割にも幅が出てきます。

極論を言うと、訪問診療に看護師は必要ありません。看護師がたん吸引したりその他の手技をしても診療報酬には反映されません。訪問診療は、医師と診療アシスタント2名で成り立ちますし、看護師を雇うコストを他の部分に回せるからです。

しかし、やまと診療所にはあえて看護師がいる。その理由を自分なりに考えてみると、例えば先生の言葉を患者さんに噛み砕いて伝えたり、逆に患者さんの気持ちを代弁して先生に伝えたり、地域連携においても、医師に敷居の高さを感じているコメディカルの方との橋渡し役になったり、色々な役割があります。

他の看護師はもっと違う役割があると捉えているかもしれませんが、私は今挙げたようなことが、やまと診療所で看護師に求められている役割なのではないかと考えています。